やってみなければ分からない

妙法庵はお米と野菜も育てる

兼業農家です。

両親が主となって

農作業に勤しんでおりますが

私も時折お手伝いします。

 

両親不在の2日間、

田植え直後の水の管理を行いました。

苗を植えれば、ひと段落

という訳にはいかないのです。

 

気温が上昇するこの時期、

蒸発して苗が干上がらないように

毎日、田んぼの状況を

見に行かなければなりません。

広大な水田も

昼間はお湯の温かさになり

水量が低下すれば、水路から

川水を取り入れ調整せねばなりません。

 

取水もお湯の田んぼに

冷水を引き込むと苗の生育に良くないので

夕方に引き入れるか、早朝の涼しい時間帯に

取水します。

 

田の基盤整備など

出来ていなかった昔は

各地で水の取り合いによる

争いが起こったと聞きます。

 

コメは文字通り

八十八の手間をかけて

出来上がるといいますが

体感で納得です。

 

農耕民族が定住型というのも

こうして米作りに携わると

よく分かります。

作物や生き物を育てていれば

旅行など外泊もままなりません。

 

水の管理を通して

何事もやってみないと

分からないものだと

改めて思った次第です。