聖路加国際病院精神腫瘍科による
2日間の研修会に参加しました。
医師・看護師・カウンセラーなど
医療の専門家200名ほどが集まり
仏教由来のマインドフルネスを
キリスト系の聖路加国際大学の講堂で
実習するという、非常に有意義な研修会でした。
多忙を極める医療の現場、
患者さんのメンタルケアだけでなく
医療者自身のメンタルヘルスのためにも
瞑想・マインドフルネスの重要性を感じ
聖路加病院では3年前から
マインドフルネス瞑想を
導入しているそうです。
隣席に座った元看護師さんは
バーンアウト(燃え尽き症候群)で
今は家事手伝いをしながら
社会復帰を目指しているとの事、
また、社会福祉士として病院勤務の方は
多忙な現場で体調を崩しているとの事を
お話下さいました。
招聘講師はマインドフルネスの第一人者である
ベトナム僧・ハン師のお弟子さん達、
タイの医師、香港の臨床心理学者、
アメリカの臨床心理学博士、
そして聖路加の精神腫瘍科部長。
現場でマインドフルネスを
実践し、実績効果を挙げている方々です。
そして、講師陣自ら瞑想を実践し
仏教の教えを学んでおられる方々なので、
常に微笑をたやさず、とても穏やかで
動きや言葉に無駄がなく
素晴らしい研修内容を拝聴することが
できました。
「仏教伝来のマインドフルネスなのに
宗教色を除いてテクニックだけを
指導する風潮に違和感を持ち、
僧侶を招いて仏教の教えに基づいた
本来の瞑想法を学び実践してきたことに
今、確信をもっています」
と仰った精神腫科部長さんの
言葉が印象的でした。
この学びと実習を
私自身も日常生活で継続すると共に、
瞑想会や法話会、体験修行会などを通して
病める方々に還元していきたいと思います。
コメントをお書きください
にったゆうこ (火曜日, 02 5月 2017 12:27)
こんにちは。
このような研修や場が広がっていくといいですね。
カギ括弧の中の言葉が強く残りました。
テクニックだけを取り入れようとするヨーガ教室などが結構ありますが、
私も違和感を覚えます。
庵主 (火曜日, 02 5月 2017 19:59)
にったさん、
そうですね、核心をあえて
避けて方法だけ求める。
その風潮が益々混乱をきたす事に
マインドフルネス?したほうが
良さそうですね。
医療の現場は、四苦と救いを求める
まったなしの現場。
だからこそ、このような研修は
宗教の本領が試され発揮される場だと
実感しました。
クタビレッチドツカレンスキー (水曜日, 13 9月 2017 12:11)
「座禅」とか「マインドフルネス」継続できたらいいのだが、続かない。心の奥底がその良さに気づかないのかな?習慣になるよう工夫します。継続ヒントなどの記事も楽しみです。
過去15年間喫煙してましたが、突然ばかばかしくなって禁煙できました。もう40年吸ってません。タバコを見るのもいやです。学生時代観光で網走刑務所前でかっこつけてたら(カニ族)やってました。 観光中の同志社女子大の娘にタバコをせがまれたのがきっかけでした。その後突然バカみたいという感覚に襲われたからです。あれから40年、、、。座禅と八正道の利点の記事期待します。もうすぐ70のクタビレッチドツカレンスキーからでした。
庵主 (水曜日, 13 9月 2017 21:35)
クタビレさん、
コメント有難うございます
瞑想が習慣化されたら
しめたものですね
ご自分に合った瞑想法を
つかめますように。