おやなぎさん

おやなぎさんとは、

小正月の道祖神祭りに

合わせて作られる山梨県の風物詩です。

 

竹を縦に細く割って柳の木に似せ、

色紙などで装飾します。

五穀豊穣や家内安全を祈り、

祭りの後には竹を解体して輪を作り、

魔除けとして民家の屋根の上に飾ります。

 

鏡開きを過ぎると、

県内の各所に彩られた

「おやなぎさん」を目にして

正月行事の締めを感じます。

 

このような伝統行事を

連綿と続けることで、

地域のコミュニティも健全化する。

また、地域や住民も

見えない力に護られるのでは

無いでしょうか?

 

辻に祀る丸石を道祖神として

大切に尊び、

飾り付けやお供えをする。

素朴な宗教性・豊かな精神性、

素敵だなあ、と思います。