福島県　座禅リトリート

鎌倉市、一法庵住職・山下良道師の主催する

座禅合宿に参加しました。

会場は、福島県・裏磐梯の

大自然にたたずむお宿にて。

 

東日本大震災の翌年から

毎年開催を続けておられます。

浪江町から避難されておられる方々も

招待し、お話を伺う時間もあります。

今回も初日の夜に、二人の御婦人から

切実なお話をお聞きしました。

 

福島のことを外部から

とやかく言う人は多いけれど、

こうして自分の足で、目で、耳で、

現地を体感する方は少ない。

それを毎年継続されているだけでも

とても尊いことだと思います。

 

３泊４日のリトリートですが

私は信行会の開催があった為、

２泊のみ、実質丸一日の座禅会

でしたが、参加して本当に良かったです。

カラダとココロに、じんわりと

しみわたる修行でした。

 

全国から２０数名の男女が集い、

瞑想・座禅・ヨガに黙々と励みます。

その発心の姿をみていると

本当のサンガ(道を求める仲間)というのは

こういう場にあるのかもしれないと

実感します。

 

宿で女将さん自ら山に入り

採集してきた山菜料理は

真心こもって美味しかった。

清涼な山水も、かけ流しの温泉も

五臓六腑に染み入りました。

 

そして何より、山下師の的確・冷静な指導で

すんなりと瞑想や座禅に無理なく取り組めます。

現代の行き詰まりにある仏教界に、

というか、あらゆる人が心に抱えた病に

青空という薬を提供するフロンティアとして

全幅の信頼がおけるお坊さんです。

 

著作「瞑想入門」は、どなたにもお薦めです。

ちなみに、私の読経も収録してある

マントラCDにある般若心経のパートは

山下師の読経です。

 

書きたいことは色々あるのですが、

また改めて。

とにかく、福島に自分の足で来て

見て、味わって、体感してください。

そこには、いろんな意味で

すばらしい青空が広がっています。