震災行脚

毎年3月11日は、高萩市からいわき市まで

慰霊と地域の平安を祈って行脚をしています。

今年は高萩市赤浜の日弁聖人様墓所から

いわき市JR泉駅まで一人で行脚しました。

 

途上の海岸にて読経し、

お酒とお題目様の写経を撒いて

亡くなられた方々、行方不明の方々に

供養を捧げました。

 

地域を守護下さる神社に立ち寄り、

土地の神様にお経を唱え、

地震で倒壊したままの観音像や

取り壊して更地になった寺院跡にて

お題目様の太鼓を叩きました。

 

自分の足で歩くと

車とは違う風景・人々の表情、

春風の冷たさに気づきます。

 

街中の風景は、普段と

何ら変わらぬ、当たり前の一日を

過ごしているように見えました。

それでも誰もが心の中で

あの日を思い出し、それぞれの

感情で11日を過ごしたことでしょう。

 

書きたいことは沢山あります。

歩いてみて

思ったこと感じたことが

色々あります。

でも、それを書くよりも

 

新聞写真の言葉に

尽きると思いました。

 

今日、自分がダラダラと過ごした一日は

昨日、生きたいと願いつつ

死んでいった人の一日。