毎月第4金曜日の午後から開催しております。
始めた当初、こんなに続くとは思いませんでした。
これもひとえに、会場を快く提供くださる
店主様のお声かけと、毎月楽しみに集まって下さる
皆さんのお陰です。
私自身も心待ちにしている集いです。
今回は震災5年目を控え、
慰霊行脚で目にした出来事や、
肌で感じた現地の事などを通し
仏教で説く「少欲知足」について
お伝えしました。
私のスタンスは、
自分の心から発した言葉で
仏教をお伝えすることです。
教えの説明や、目から鱗の仏教話は
本やネットでも十分学べます。
なるほど!と頭で納得する話でもなく、
話芸としての「上手な法話」でもなく、
聞く方の魂に響くお話をしたいと
常々こころがけています。
それには、切ったら血の出るような
自らの体験ごとが欠かせません。
体験ごとは、綺麗ごとで済まないし
生きるという事自体が、
理不尽で矛盾だらけの
連続です。
日常生活でモガキながらも、
じゃあ、仏教の救いって
なんなんだ?と
お釈迦様や日蓮聖人様と
さしで向きあって
掴んだ教えを
拙いながら
お伝えしています。
「法話会」なんて銘打つと
「仏教の話は、年寄りが聞けばいい。
それに、いいお話だけど
所詮、綺麗ごとだよね」
って、スルーされる事もあります。
誰しも、その人に合った
「時の到来」があるので、
そう感じる時期は仕方がない。
けれど、辛酸を舐めたり
無常を心底感じて、
時が来た方にとっては
砂に水が染入るように
教えが入っていくようです。
読経と法話の後、
円坐になって自己紹介がてら
フリートークとなります。
言葉を発しながら
心の蓋がほんの少し開いて
涙をこぼされる方もおります。
初参加の方ほど、涙を流されます。
初めて会った人々の前で
涙を流すというのは
相当のことです。
毎回、そのような場面が表れます。
心底、辛い気持ちで日々を過ごし
重い足取りでこの集いに参加して
下さったのだなあ、と
心が動かされます。
参加者が全員女性という
安心感もあるのでしょうが、
参加の皆さんが平等に
温かい気持ちで接し、
心の蓋が開けやすい雰囲気に
なっている事が大きいのでは、
と感じています。
家族でも友人でもない、
何の利害関係もない、
それでいて他人行儀でもない、
心のガスを抜ける空間、
それが一番のご利益だと
思っています。
綺麗ごとでも
机上の空論でもなく、
急に運勢が開けるような
まやかしでもなく、
当たり前の教えながら
生きる血肉になります!
という集いでありたい。
現在、山梨・千葉・茨城で
このような法話会を開催しております。
ご要望があれば、全国どこへでも出向きます。
場所は屋内外を問わず、ブルーシート一枚あれば
青空の下でも、桜の木の下でも開催します。
心のガス抜き法話会で笑顔が増えますように。
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