身延山初参りと大村美術館

日本山妙法寺の牧野上人様と信徒の方が

身延山初参りに来山され、

久遠道場に一泊されました。

 

来山される度、御廟所前の砂利に座り込み

一時間唱題修行をお勤めします。

このご修行がなんとも有難くて

私も毎回同行させて頂きます。

御廟所には、日蓮大聖人様の魂が

満ちている神聖は雰囲気があります。

 

写真は翌朝の唱題行、

粉雪が舞い、砂利も凍る寒さでしたが

日差しも現れ天候に恵まれました。

年頭の初参りを有難く勤め、

今回も牧野上人様から

生きた教えを享受いたしました。

 

午後からは韮崎市にある大村美術館へ。

上村松園、小倉遊亀、秋野不矩といった

著名な画家や、島岡達三、バーナードリーチといった

陶芸家の作品まで、大村博士が個人蒐集した名作が

とても素晴らしくて感動しました。

館内から見渡すアルプスの山並みや富士山も

絶景で、すべてがセンス良く配慮されています。

 

隣には温泉もあり、冷えた体をゆっくりと

温めさせていただきました。

これら全てを個人で建設し、すべて市に寄贈されたとの事。

これほどの公共心や郷土愛を

実際の形として現したノーベル賞受賞者は

かつていなかったのでは、と感銘を受けました。

 

美術館にあった博士の言葉です。

「大きな人を育てるには、

1、美しい場所。2、損得抜き。3、神を畏れる気持ち。

この3つが必要である。」

「自然と芸術は人間をまともなものにする。」