歳末行脚

身延在住の

修行仲間であるY上人と共に、

太鼓を打ってお題目を

高らかに唱えながら

行脚して参りました。

 

朝、甲府市愛宕山にある

御佛舎利塔を出発し

甲府市内や神社仏閣を巡拝し

夕方、再び戻って参りました。

 

今年最後の修行の締めくくりとして、

またお世話になっている山梨県の

平安と繁栄を祈ると共に、

土地の神仏への感謝をこめて

行脚しました。

 

静かな土曜の街中に響き渡る太鼓とお題目に

驚いて窓を開ける方、怪訝そうな顔で見つめる方、

合掌して下さる方や、

「行脚なんて珍しいわね」と

にこやかにお賽銭を下さる方など

様々な反応がありました。

 

山梨も車社会で

街中を歩く機会など

滅多にないのですが、

こうして地に足を着けて

歩いてみると、車では見られない

風景や人の表情、街の匂い、

肌に触れる冬晴れの冷気、

そして、その土地が持つエネルギーなど、

気づきが沢山あります。

 

毎朝、御廟所まで行脚しているので

歩くことには慣れていますが

ちとばかり心地よい疲労を感じました。

明日最後の大掃除にも気合が入りそうです。