平和だからこそ、欲に執着もできる

本日29日、身延山ではトレイルランが開催中です。

身延山と七面山を走り抜ける、その名も「修行走」!

門前町のスタート地点にて、出発前の風景です。

私は七面山へ向かわずに・・・・、

今から沖縄・辺野古へ向かいます。


寒くなってきたから南国へバカンス♪、

ではありません。

太鼓を打ってお題目様をお唱えしてきます。


お経文に「人間は五欲(食・睡眠・性・金・名誉)に

     執着して遊びまわっている」

と、戒められています。


けれど、「平和な世の中だからこそ、

     五欲に遊ぶことができる。

     戦争になったら、

     欲に遊んで執着することすら出来ない」

と、あるお坊さんがおっしゃっていました。


平和な世の中だからこそ、

トレイルランもできるし、

私も沖縄へ行くことができます。

当たり前の日常が何と尊いことか、

それを実感せざる得ない状況が続いています。


昨日お会いした欧州航路の機長さんが

おっしゃっていました。

「次に狙われるのは、ロンドン・ニューヨークですよ

 日本も危ないですね」


我々凡人は、キレイごとと

受け止めがちですが、

「恨みは恨みによって止むことなく、

 恨みを捨ててこそ恨みは止む」

とおっしゃった釈尊のお言葉は重いです。

この言葉の底には、

釈迦族が殺戮され滅亡した経緯があるのですから。


フランスやイラク・シリアで

起こっている殺戮が

遠い国の出来事ではなくて、

まして沖縄で起こっている問題が

本土で安全に暮らす私たちにとって

無関心の出来事ではなくて、

日本人として、日本の国の行方として、

どうしていきたいのか、

考えて行動しなければ、と思うのです。

「五欲」に遊んでいる我が身として。