神奈川在住の方より依頼を受け、
土地の浄化と供養を行ってきました。
江戸時代から現代に至るまで
自然災害で多くの方々が
亡くなっている土地であり、
近隣住民に精神的な不調で悩む方々が
多いという土地柄だそうです。
直接伺う前に
電話で詳しい事情をお聞きして
慰霊と浄化の儀式を行う旨をお伝えし
種々の供物を用意していただきました。
御祓いや供養は
当日だけで終わるものではありません。
施主の方には数日前、数週間前から
心構えと意識を向けてもらい
様々な準備物を用意して頂きます。
執行する私の方も
卒塔婆を書き幾日も前から沢山のお経を上げ
浄化の準備品などを御宝前に供えして
道場にて読経供養に取り掛かります。
当日儀式を終え、夜遅く道場に帰ってきてからも
御礼と自分自身を含めた浄化のために
お経を唱えます。
供養や御祓いというのは
こうした前後の「ケア」が
とても大切で、それを怠ると
せっかくの供養も行き届かないだけでなく
施主や執行者の体調を崩す元になります。
儀式当日は、涼しげな風が吹き渡り
暑さもしのぎやすい好天気でした。
施主の方はじめ同席された方々も
大変喜んでくださって、
お斎の席でも「とっても気持ちいいなあ~」と
連発されていました。
この言葉が口から出るというのは、
ご本人の感情だけからではない、
という事はお察しいただけると思います。
こういう目に見えない事柄は
関心あるなしに関わらず、
気づいた方が改善していくものなので
施主の方にも、
「そのお役目だったという事でしょうね」
と伝えたら、納得されておりました。
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