4月より三回シリーズで開講した
「仏教の養生法」は、昨日をもって
終了となりました。
県内各地から多くの方が仏教の叡智を
学びにこられ、座学と写経・読経に真摯に
取り組んでおられました。
最終講では、お一人づつ感想を述べて頂いたのですが、
食養生のポイントや呼吸法を
家庭でも実践してみた結果、
健やかさを取り戻せた、
という嬉しいご報告もありました。
これまで様々な師から教授いただいた叡智、
修行生活で体得したものを、
多くの方に還元し、仏教の素晴らしさに
触れていただきたいという願いの一端が
実現できました。
受講者全員にアンケートもお願いしたのですが、
興味深い答えが得られました。
「今後、どのような仏教講座を期待しますか?」
という項目で、以下から複数可の○をつけて頂きました。
1、生活や健康に役立つ話
2、読経や瞑想の体験講座
3、お経の講義
4、写経の実践
5、お説教・法話
6、質問形式の座談会
一番多かったのは、5番でした。
私には意外な答えでした。
というのも、これまでお寺の檀家さんや
信者さん達と関わっていたときは
「お説教・法話」は聞き飽きた、
という雰囲気が否めず、実際に
法話はもういいから、もっと日常に役立つ仏教を
教えてくれ、という声を少なからず耳にしていたからです。
お寺の檀家さん信者さん以外の
受講者の方々もいらしたので、
法話はある意味、新鮮なのかもしれません。
年齢層によって要望は変わるのかも
しれませんが、やはり皆さんは
僧侶の「法話・説教」を聴きたい、
それも、知識の伝達や話術でなく
心に染み入る本当の法話を聴きたいのだな、
と改めて実感しました。
こういった面をみても
お寺と一般との認識の違い、
求めている方向性の違い、
まだまだあるな、と思いました。
ともあれ、皆さんとの「仏縁」に
深く感謝した有難い期間でした。
7月からは新講座を開催します。
法話も交えながらの
「読経と瞑想体験講座」です。
ご希望の方は事務局へご連絡お願いいたします。
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