近代インドの聖者、ヴィヴェーカーナンダの
生誕と功績を祝う式典が東京都・インド大使館にて
200名以上の参加者と共に行われました。
日本ではご存じない方もおられると思いますが
世界中で大変尊ばれている聖者であり、
ガンジーやタゴール、ロマン・ロランなどに
大きな影響を与えた人物です。
わが国においても明治時代の思想家・岡倉天心と
交流を結び、現代の政治家も演説の中で
ヴィヴェーカーナンダの言葉を引用しているほどです。
宗教間の調和を説き、かつ実践した功績は
現代に至るまで、多くの人々に救いと勇気を与えて
くださいました。
その包容力と力強さ・絶対肯定の精神は、
日蓮大聖人様とオーバーラップすると
感じています。
ちなみに、ヴェーダーンタ協会の
日本支部初代会長は日蓮宗の僧侶が
お勤めになられていました。
今年の祝賀会は
「日本におけるインドの文化」と題し、
インド・日本双方の講演と
賛歌などの奉納が行われました。
また、インドと日本のお経が
一枚に収められたCDのリリースも
行われ、「法華経如来寿量品第16」を
読経させて頂いた私は、当日に登壇させて
頂きました。
この読経は2年前に収録されたもので、
労を厭わず、深夜まで録音作業をして下さった
スタッフの方の賜物です。
私個人の感慨のみならず、
違う宗教のお経が一枚に収まったというのは
宗教調和の第一段階であると
とても嬉しく感じています。
このCDを日本のみならず
世界の支部を通じて多くの方々に
聴いていただき、
インドのマントラのみならず
法華経を知っていただく仏縁に
つながることも、大きな喜びです。
CDの注文と詳細は
「日本ヴェーダンタ協会」のHPを
ご覧下さい。
協会のご信者さんが口々に、
「恩恵に感謝しております」、
とおっしゃっていましたが
全く同感で、神仏に深い恩恵を
感じた祝賀会でした。
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