安全保障関連法案の閣議決定

総理が記者会見を開いた翌日、

ある若者からメールを頂きました。


僕はとても不安な気持ちで

 昨夜は良く眠れませんでした。

 僕は戦争に参加はしたくないです。

 廃案に向けた抗議をしたいと思います。」


 一読して率直に思ったこと。

 国が国民を眠れないほど

 不安にさせて、どうすんねん!

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日本国憲法は

「平和憲法」と呼ばれています。

平和憲法と呼ばれる由縁は、

前文と9条に特徴があるからです。

冒頭にこう書いてあります。


「日本国民は、正当に選挙された

 国会における代表者を通じて行動し、

 われらとわれらの子孫のために、

 諸国民との協和による成果と、

 わが国全土にわたって自由のもたらす

 恵沢を確保し、

 政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こる

 ことのないようにすることを決意し、

 ここに主権が国民に存することを宣言し、

 この憲法を確定する。

 そもそも国政は、国民の厳粛な信託による

 ものであって、その権威は国民に由来し、

 その権力は国民の代表者がこれを行使し、

 その福利は国民がこれを享受する。

 これは人類普遍の原理であり、

 この憲法は、かかる原理に基づくものである。」



1947年文部省発行、中学校1年生用の

社会科教科書。「六 戦争の放棄」の章の記述。

『みなさんの中には、こんどの戦争に

 おとうさんやにいさんを送り出された人も

 多いでしょう。

 ごぶじにおかえりになったでしょうか。

 それともとうとうおかえりにならなかった

 でしょうか。

 また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も

 多いでしょう。


 いまやっと戦争はおわりました。

 二度とこんなおそろしい、かなしい思いを

 したくないと思いませんか。


 こんな戦争をして、日本の国はどんな利益が

 あったでしょうか。何もありません。

 ただ、おそろしい、かなしいことが、

 たくさんおこっただけではありませんか。


 戦争は人間をほろぼすことです。

 世の中のよいものをこわすことです。

 だから、こんどの戦争をしかけた国には、 

 大きな責任があるといわねばなりません。 


 (略)そこでこんどの憲法では、日本の国が

 けっして二度と戦争をしないように、

 二つのことをきめました。』


『その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も

 およそ戦争をするためのものは、

 いっさいもたないということです。

 これからさき日本には、陸軍も海軍も

 空軍もないのです。


 これは戦力の放棄といいます。

 『放棄』とは

 『すててしまう』ということです。


 しかしみなさんは、けっして心ぼそく

 思うことはありません。

 日本は正しいことを、ほかの国より先に

 行ったのです。

 世の中に、正しいことぐらい

 強いものはありません。』



 憲法99条、

「天皇または摂政および国務大臣、国会議員、裁判官

 その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」

ある識者のメッセージ、

憲法は国民を縛るものでなく、権力に歯止めをかけるものです


俳優の故・菅原文太のメッセージ、

「政治の役割は二つあります。

 一つは国民を飢えさせないこと、

 安全な食べ物を食べさせること。

 もう一つは、これが最も大事です、

 絶対に戦争をしないこと」  

              以上、ブログ「世に倦む日々」参照

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そもそも国民は

この法案を望んでいるのでしょうか?

何故、急ぐ必要があるのでしょうか?

これほど、重大な法案を

総理が記者会見を開いて提示した危機に

将来的に一番影響が及ぶ若者達が

騒がないのは何故でしょうか?


真水に浸かったカエルが

気づかぬまま徐々に

茹で上げられ

最後には熱湯死してしまうのを

他人事と呑気に笑っていられるでしょうか?


高齢者は先が短いから関係ないと言い、

現役世代は金を稼ぐこと・景気回復が最優先と言い、

子供は正確な情報と知恵を与えられず、

社会に絶望している者は、戦争でもやって

一度ぶっ壊してしまえば、自分の存在意義が

見出せると願う。


未来の人々、地球に顔向けできない

選択だけはしたくない、

そのためにどうするか?