長年の修行仲間であるM上人が自宅にお寺を作り
開堂供養のお祝いに仙台へ行って参りました。
宗門の専門機関で半年間、同じ釜の飯を食べ
修行に励んだ仲間達も全国各地から駆けつけ
とても感動的なオープン式典となりました。
M上人とは同じ在家出身同志、
思いや悩みを共有しあいながら
これまでもインドやネパール、アメリカや日本各地の
平和行進を一緒に歩いたり、年末の断食修行を共にしたりと
苦楽を分かち合ってきました。
それだけに今回のお寺設立は
私もとても嬉しく、前日の飾りつけ準備にも
一層の気合が入りました。
式典当日は快晴にめぐまれ、日蓮聖人様が
初めてお題目様を宣言された聖日でもあり
吉祥が重なった日でもありました。
式中、「奉告文」といって
今回の設立の趣旨や抱負を仏様に言上する
場面があるのですが、途中声を詰まらせる彼に
私も思わずこみ上げてくるものがありました。
我々、一般家庭から仏門に入った者にしか
分からない複雑な思いや苦労があり、
彼の紆余曲折を側で見てきただけに
本当に心に沁みる奉告文でした。
参列の方々も同様の感想を述べておられました。
お寺の名前に、浄と温をつけ
坊さんも信者さんも区別なく
浄らかで温かい、ホッと一息つける道場にしたい、
との願いがこめられているそうです。
これからがスタート、
仏様の叡智が具現化された道場として
人々の救済の場になることを
切に願うばかりです。
仙台へお越しの際は
日蓮宗・浄温結社をぜひ
訪ねてみてください。
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