チリからのお客様

日本山妙法寺のM上人様が

20年ぶりの再会というチリのご友人を

お連れになって身延詣でに来られました。


チリでカメラマンのお仕事をされている

モニカさんは、若い頃より日本山妙法寺の平和行進や

お寺での御修行に参加されていただけあって

雰囲気も身のこなしも落ち着いており

私が用意した粗食のお昼も、上手にお箸をつかって

召し上がってました。


一緒に同行されたご信者さんのサポートの

お陰もあり、初めての身延山を満喫されて

いました。


海外の方と接するたびに思うことですが

物事の本質を捉えている方というのは

すべてがシンプルです。


日本はモノと情報に溢れて過ぎているせいで

本質をスッキリ捉えることが難しい傾向があります。


海外で余分なモノを持てない・持たない暮らしを

しておられる方々は、外見も思考も質素でありながら

無駄が無く、優雅であり、本質をクリアに捉えられるのです。


モニカさんは食事や会話の時も正座を崩さず

背筋をピンと伸ばしたまま、静かに微笑んでおられました。


「無いというのは良いことだよ」

信仰も雑談も全力投球・真剣勝負の

M上人様には、いつも学びと気づきを

頂いております。