ご廟所前と道場合わせて、12時間
休み無しで唱え続けるお題目様修行。
一日一食、夕食にお粥と味噌汁を頂き、
他には水分も食事も休憩も無く、時間を惜しんで
唱え続けることに修行の意味があります。
インドにて瞑想の熟練者から教えていただいたことですが
黙って瞑想するより、お経・マントラを唱え続けるほうが
ある面では、魂の成長が早いということです。
なぜなら、口に出して仏様・神様の名前を唱えることで
その至高の存在と一体になれるからだそうです。
4日目、正午まで修行した後は
道場に戻り、「流し」ます。
まず、丼1杯の水を飲み干した後
熱い梅湯を10杯ほど一気に飲み続けます。
芯から冷えた体が梅湯を飲み続け
背中に汗が噴出してくる頃になると
お腹がグルグルいいだし・・・
トイレに駆け込み一気に流します。
ビロウですが、強制的に下痢にして
宿便を排出するわけです。
その後は、顔にも艶と赤みが戻り
生き返ったような感覚になって、
生野菜などを頂きながら胃腸を整えていきます。
美容法として腸洗浄がありますが
修行の世界では、昔から既に実践してきているのです。
つくづく、修行法とは養生法の実践だなと
先人の叡智に感心します。
その後は、4日ぶりにお風呂を頂いて
心身の疲れを癒し、きれいに剃髪して
翌日から再び2日間の修行に入りました。
7日目に、また同じ「流し」を行い
8日朝の成道会に臨みました。
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