仏舎利塔の塗り替え作業

東京と山梨の県境、奥多摩の

大寺山山頂に日本山妙法寺の

お仏舎利塔があります。

お仏舎利塔とは、お釈迦様の遺骨を

祀る仏塔です。

 

建立40周年を迎え、6月の記念法要に向けて

塗り替え作業が進められています。

2日間、お手伝いに行って参りました。

 

標高1000m、岩砂利がむき出しの

けもの道を登っていくと、突然

白亜のお仏舎利塔が現れます。

こんな山の中に、高さ30mを超える

巨大なお仏舎利塔を造られるのに

どれほどの困難を要したことか、

登ってくる道をつくるだけで

10年を費やしたそうです。

 

今回の作業も、ご信者さんと

妙法寺のお坊さん2、3名で

半年前から塗り替えと補修を進め

6月に向けて急ピッチでご奉仕されて

おられます。

 

子供のころ、木登りが好きだった私ですが

今では高所が全く苦手で、

ペンキ塗りも胴回りを担当させて

いただきました。

それでも、ヘルメットをかぶり

命綱を足場につけて、慎重に

作業を行います。

 

日本山のお仏舎利塔は

景勝地を選んで建立されているだけに

ここも奥多摩湖を眼下に見下ろし、

大菩薩峠を遠く望む、素晴らしい土地です。

 

織田信長のころ、お寺があったそうですが

焼き討ちにあい焼失、それ以来更地だったところに

お仏舎利塔ができたということで、地元の方々の

尊崇も深いようです。

 

6月1日の大法要まで、

でき得る限りの作業を進めるそうです。

ペンキ塗りのお手伝いは、どなたでも

歓迎だそうです。

どうぞ、歴史に残るこの尊い仏事に

一日でもご奉仕される方がいましたら

ご連絡ください。合掌

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